前回はソニーの「Cyber-shot DSC-WX800」と「DSC-HX99」をレビューした。今回はそのライバル機となるキヤノンの「Powershot SX740HS」を。
こちらは旧き良きコンパクトデジカメ時代の主力機種を今の時代に合わせつつ進化させてきたモデルといってよさそうだ。
720HS以来の伝統であるコンパクトな40倍ズーム機だ。
イメージセンサーは1/2.3型で約2030万画素(総画素数2110万画素)。WX800/HX99と同等のセンサーを使っているのだろう。
レンズは24-960mm相当(実焦点距離は4.3-172mm)の40倍ズーム。SX720HSで採用された光学40倍を維持している。
開放F値はF3.3-6.9。HX99/WX800に比べると広角側がちょっと明るい。
960mm相当までのおそろしい超望遠でありながら、ファインダーはなし。
グリップが付いているので握りやすいが、960mm相当を背面モニターで撮ることになるわけで、構えたときの手のブレで構図がなかなか定まらない感じがある。約3.5段の手ブレ補正が効くので、撮影時の画像は止まってるんだけど。
背面モニターはチルト式。タッチパネルが非搭載なのは残念。これは対応してほしかった。オート時はAFポイントもカメラ任せになるので。
上面には撮影モードダイヤルや電源やズームレバーという伝統的な構成。撮影モードダイヤル上に刻印された撮影モードの種類が豊富なのが特徴だ。
背面はロータリーダイヤルを兼十字キーを中心に4つのボタンが配置されてる。このボタンもキヤノンらしさが出ている。
では撮影する。
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