S1は2420万画素と画素数は少ないがISO感度は最高でISO204800(拡張感度)と感度は高い。
どちらもローパスレスで約5.5段のボディ内5軸手ブレ補正を持つ。同社のマイクロフォーサーズ機と同様、手ブレ補正搭載のレンズと組み合わせれば、約6.5段の補正が可能になる。
S1とS1Rの違いは動画性能にもある。どちらも4K/60pに対応しているが、HEVCフォーマットや、HLG方式のHDR動画への対応、有償アップグレードにはなるがV-logなどプロ向けの動画記録にも対応するのはS1だけだ。
発表会では、S1Rは「究極の表現力を求めるプロ」、S1は「動画も静止画も撮るハイブリッドクリエーター」がターゲットになると発言された。
実際に手にしてみると、確かにデカくて重い。ミラーボックスがない分、一眼レフほどずんぐり感はないがずしっとくる。
質量はS1Rが約1016グラム、S1が約1017グラム。本体のみだと約898グラムと約899グラムとなる。
ミラーレス一眼としてはかなり重いのが分かるかと思う。
その代わり、防塵防滴耐衝撃耐低温(−10℃)で、シャッターの耐久回数も40万回という頑丈さだ。
どんな過酷な現場に持って行ってもきっちり仕事をしてくれそう感にあふれている。
バッテリーもデカい。
撮影可能観数は約360枚から約400枚(使用する記録メディアやファインダーを使うか背面モニターを使うかという測定条件で変わる)とそれほど多くないが、省電力ファインダー撮影(背面モニターは使わず、必要な時だけEVFを点灯させる)に設定すると、公称で1100枚と格段に増える。このバッテリーのコントロールは重要難点だ。
では実際に構えてみる。
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