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デカくて重い? プロ仕様の堅牢さと操作性を備えた「LUMIX S1/S1R」荻窪圭のデジカメレビュープラス(3/4 ページ)

» 2019年02月16日 07時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 ほど良い厚みと深さを持つグリップは構えたときの安定感があるし、ファインダーを覗くとこれがまた実にすばらしい。

 大きくて高精細で動きが滑らかなのだ。スペックを見ると約576万ドットのOLED(有機EL)で、フレームレートは120fps、最短表示タイムラグが0.005秒と非常に高い。発表会のハンズオンで触っただけではあるが、さすがプロ用をうたうだけのクオリティだ。

 ついでに背面モニターは3.2型で3軸のチルト式。富士フイルムの「X-T3」や「X-H1」と同じ方式で上下チルト+横方向のチルトとなっている。

上下チルト+横方向チルトで縦位置ローアングルにも対応

プロ向けというだけあって操作性はよさげ

 プロ仕様というだけあり、ボディはボタンやレバーだらけ。基本操作のほとんどがダイレクトに行えるし、ボタン配置も考えられているので一度覚えれば瞬時にセッティングできそうだ。

上面から。グリップは深くてうまく凹みがあり、構えたときにすごく安定する。情報を表示する液晶モニターも搭載
グリップ部。右手で操作できる範囲に重要な機能が集中している
左肩にはモードダイヤルとドライブモード
背面にはAF用のスティックやロータリーダイヤルも用意されている
フォーカス関連のボタンやレバーが右手親指に集中しているのもいい

 撮影性能としては連写は最高で秒9コマ。連写時のブラックアウトも少なく快適に連写できた。

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