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「昭和スマアトテレビ」家具調TVノスタルジイの源泉立ちどまるよふりむくよ(2/3 ページ)

» 2019年02月20日 06時00分 公開
[松尾公也ITmedia]

 さて、この5チャンネルをどう切り替えるか。

 昔のテレビらしく、チャンネルのダイヤルを回すのである(黄金ダイヤルと呼んでいる)。カチャカチャ音はしないが、回すと設定した別のチャンネルに切り替わり、「しばらくお待ちください」と表示された後で再生される。

 この仕組みが秀逸なのである。てっきり回すときの振動で順繰りに切り替えているのかと思ったら、違ってた。

 アプリのテレビ表示用画面の右側に、チャンネルが1から5まで縦に並んでいて、ダイヤルを回すとスマートフォンのタッチセンサーに対応する素材が縦に移動し、該当するチャンネルに切り替えるという仕組みなのだ。だから画面の位置調整はちゃんとやっておかないといけないのだ。

photo ダイヤルを回すと右の黒い丸が動いてチャンネルを選択する

 背面パネルも「ああ、そうだったよなあ」と懐かしくなる茶色いやつ。

photo 茶色のアレ

80年代のホームビデオを80年代カラーで

 というわけで、自分のYouTubeチャンネルから動画をいくつかアプリに登録して、視聴してみた。お手製のお茶の間劇場である。

 せっかくなので、1980年代の終わりに家族で旅行したときのホームビデオ、8ミリビデオで撮影した妻と長男の動画を1980年代カラーで再生してみた。この画面で見ると実にしっくりくる。この手の立派なテレビを持っていたことはないのだけれど。

photo 家族の記録動画がさらに懐かしい感じに
photo 画質は1980年代カラー

 モノクロの動画も登録して、見てみた。同期のバンドが表示されている。おや? このテレビのフォルムは……!?

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