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» 2019年02月20日 06時00分 公開

立ちどまるよふりむくよ:「昭和スマアトテレビ」家具調TVノスタルジイの源泉 (1/3)

失われた昭和の情景の1つである家具調テレビ。それをミニチュア化したガジェット「昭和スマアトテレビ」で時間旅行したら、その源泉にまで行き着いてしまった。

[松尾公也,ITmedia]

 かつて、お茶の間には大きなテレビが鎮座していた。家族全員が集い、食事をしながら、団らんしながら眺めていたのはテレビだった。プロ野球、プロレス、キックボクシング、ワイドショー、特撮、アニメ、ドラマなどなどを映し出す家具調のテレビジョンセット。

 タカラトミーアーツが2月28日に発売する「昭和スマアトテレビ」はそんな時代に僕らを引き戻してくれる、3980円(税別)のレトロガジェットだ。

photo 昭和スマアトテレビ

 昭和スマアトテレビはスマートフォンを横向きに入れ、そのディスプレイに映し出された映像コンテンツを見る収納ケース。基本的には。だがそれだけではない。当時の気持ちを思い出させてくれる、様々な工夫が施されているのだ。

 昭和といっても長い。いつ頃の昭和なのか。そのへんを探りながら試してみた。

白黒、カラー、砂嵐

 昭和スマアトテレビは右横にスリットがあり、そこからスマートフォンを差し込む。iPhone XS Maxサイズだとちょっと余ってしまう。撮影ではAndroid携帯のEssential Phoneを使った。

photo Essential Phoneを横から入れたところ

 背面の蓋を開けると、スマートフォンをフィットさせるための調整が可能。専用アプリ「昭和スマアトテレビジョン」を起動した状態で、テレビ画面がちゃんと表示される状態に調整する。

 スマートフォン本体の位置調整だけでなく、アプリ側でも上下左右に動かしてセットする。ちゃんとやらないと後々困ることになるのだ。

 画面サイズが調整できたら次は年代設定だ。これには4つの画質モードというか年代がある。1950年代(モノクロ)、1960年代(カラー)、1980年代(カラー)、地上波デジタルから選ぶ。おすすめは1950年代(モノクロ)、1960年代(カラー)だ。

 さらに、視聴するチャンネルを設定。チャンネルといっても、YouTubeの中から検索して動画を指定するのだ。これを5チャンネル分設定できる。

 モノクロはブラウン管の四隅の球体歪みが顕著で、60年代からーは走査線が粗い。地デジ以外はときどき砂嵐が入る。地デジになってからはなくなってしまったが、昔のテレビ放送では受信状態が悪くなったり、放送していない時間帯には画面がサーっと砂嵐のような状態になっていたのである。

 砂の嵐を好むのはバビル二世とかポルターガイストくらいなものなので、ユーザーは受信状態を改善しなければならない。筐体の天面をたたくのである。

photo テレビの上部を叩くと砂嵐が鎮まる

 昔の家電製品でよくやっていた手法が、この最新ガジェットでは推奨されているのだ。

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