三菱電機は3月5日、スマートフォンのカメラで写した背景に、話した言葉を文字にしてAR(拡張現実)表示できるアプリ「空中しゃべり描きアプリ」(iOS)の試作品を開発したと発表した。現実に重ねた立体的な文字を使って動画を撮影して遊べる。
文字を配置したいところにカメラを向け、話しかけてからスマホ画面を指でなぞると動きに合わせて文字をARで表示する。文字の配置にはARマーカーも使える。
文字は立体物のように別の角度からも撮影できる。タッチ操作で画面に線を描ける「ARお絵かき機能」を使って、吹き出しをつけたり、イラストと組み合わせたりもできる。SNSなどで使える新しい動画表現としてARの活用を見込む。
開発した試作品は「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト) 2019」(アメリカ・テキサス州/3月8日〜17日)に展示する。今後は操作性や機能を改善し、製品化を目指すとした。
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