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テクニクスのDJ向けアナログターンテーブルが11年ぶり復活 「SL-1200MK7」を5月発売

» 2019年03月14日 16時44分 公開
[ITmedia]

 パナソニックは3月14日、テクニクスブランドのアナログターンテーブル「SL-1200MK7」を発表した。純粋なDJ向けターンテーブルは、07年に発売された「SL-1200MK6」以来11年ぶり。5月24日に発売予定で、色はブラックのみ。価格は9万円(税別)。

「SL-1200MK7」

 伝統のダイレクトドライブ方式を採用したアナログターンテーブル。新生テクニクスが培った技術で音質をブラッシュアップしながら、ボタンレイアウトやブラッターの慣性質量などDJパフォーマンスに影響する部分はSL-1200MK6までの仕様を踏襲。「過去のモデルを使い慣れた人が同じ感覚で使用できる」(パナソニック)。トルクやブレーキスピードの調整、逆回転再生などパフォーマンスの幅を広げる新機能も搭載した。

音声出力端子

 同社は1970年に世界初のダイレクトドライブ方式アナログターンテーブルを発売。79年発売の「SL-1200MK2」は、ピッチコントローラーを上下にスライドさせるフェーダー型に変更したことでディスコやクラブにおける定番機となった。

 テクニクスブランドは2010年に一旦終息。16年に復活してからも「SL-1200GAE」など複数のアナログターンテーブルを投入したが、いずれも一般オーディオファン向けの高額商品だった。しかしパナソニックは今年1月の「CES 2019」で、DJ向けの「SL-1200MK7」を製品化すると発表して注目を集めていた

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