米Slack Technologiesは3月18日(現地時間)、大企業向けプラン「Enterprise Grid」で、チャンネルごとや期間ごとにファイルやメッセージを暗号化できるアドオン機能「Slack Enterprise Key Management(EKM)」をリリースしたと発表した。
米Amazonの暗号化キー作成・管理サービス「AWS Key Management Service」を採用しており、ユーザーは独自の暗号化キーを使い、アクセスを細かくコントロールできるという。特に金融サービス、ヘルスケア、行政など、厳格な規制を受けている業界のユーザー向けだ。
現在、Slackのすべてのデータは転送中も保存後も暗号化されている。EKMを使えば、トラフィックを独自キーで暗号化し、制御レイヤーを追加できる。
年内の上場を計画するSlackが最近発表したDAU(日間アクティブユーザー数)は1000万人超。有料プランを採用する企業ユーザーは前年比50%増の8万5000社で、その多くは非IT企業という。
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