米Microsoftは3月15日、Webブラウザベースの攻撃阻止を目的とした拡張機能「Windows Defender Application Guard」を、Googleの「Chrome」と、Mozillaの「Firefox」向けに提供すると発表した。
同拡張機能では、ユーザーがChromeやFirefoxで閲覧するWebサイトのURLを、企業の管理者が指定した信頼できるWebサイトのリストと照合。信頼できないWebサイトと判断した場合は、自動的にMicrosoftのWebブラウザ「Edge」のセッションへとリダイレクトして隔離する。
ユーザーは、隔離されたMicrosoft Edgeのセッション内で、他のシステムを危険にさらすことなく、そうしたサイトを自由に閲覧できるという。
セッションは動的な切り替えができ、Microsoft Edgeの隔離されたセッション内にいたユーザーが、信頼できるサイトに戻ろうとすると、デフォルトのブラウザに切り替わる。
ChromeとFirefox向けのWindows Defender Application Guardは、3月15日にリリースされたWindows 10 Insider Preview版に搭載され、間もなく公開される「Windows 10 Pro」と「Windows 10 Enterprise」の更新版で正式提供開始を予定している。
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