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3月21日のGoogle Doodle、メロディを入力するとAIがバッハ的和声をつけてくれる

» 2019年03月21日 09時56分 公開
[ITmedia]

 米Googleが記念日に検索ページトップのロゴを変更する「Google Doodle」が3月21日、ドイツの作曲家、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ生誕334周年を記念したものになった(バッハの誕生日はユリウス暦で1685年3月21日)。

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 Doodleの右下にあるボタンをクリックすると「私と一緒に作曲しませんか?」というバッハのメッセージと五線譜が表示される。

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 この2小節分の五線譜にメロディを書き込んで右下の「ハーモナイズ」ボタンをクリックすると、書き込んだメロディに4声のパートが自動的に追加される。

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 この和声は、バッハが作曲したコラール(合唱曲)306曲を解析し、学習させたシステムが作る。バッハのコラールは通常、それぞれ独立したメロディを持つ4声で構成される。Googleはこの簡潔な構造は機械学習モデルの優れたトレーニングデータだとしている。

 このシステムを完全にWebブラウザ内で実行させるために、Googleは「TensorFlow.js」を採用した。このDoodle実行が負担になるような端末のために、Googleが開発した機械学習プロセッサ「TPU」も採用している。

 画面内のイースターエッグを見つけると、80年代ロックスタイルのアレンジも楽しめる。

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