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フルサイズEOSの画質が手に入る入門機「EOS RP」荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/6 ページ)

» 2019年03月28日 07時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 マウントがギリギリのため、太いレンズを付けるとレンズが下にはみでるレベル。今のところ35mm F1.8以外は「太い」のでこんな感じになる。

24-105mm F4はレンズが太いので、プレートの大きな三脚だとぶつかっちゃうことも

 もうちょっと大きなグリップが欲しいとか、がっしりしたプレートの大きな三脚に付けたい人には、少し底上げをするエクステンショングリップも用意されているほどだ。

 グリップは深くて握りやすい。

 ほぼ縦、といっていいくらい急斜面についているシャッターボタン、その手前に電子ダイヤル、上部背面側に電子ダイヤル、という構成はEOS Rと同じだ。

上面から。コンパクトだがグリップはしっかり。上面のスイッチやダイヤル類はシンプル

 EOS Rではモードダイヤルがない代わりに情報表示用の液晶パネルが付いていたが、EOS RPはエントリー向けEOSと同様のモードダイヤルを持つ。

 EOS Rシリーズらしいのは露出モードに「Fv」があることだ。絞り、シャッタースピード、露出補正、ISO感度の4つをそれぞれ自在に操れる。例えば、絞りとシャッタースピードをマニュアルでセットしてISO感度はオート、とか、ISO感度優先AEみたいに使うとか、自由に使えるのがいい。

EOS Rで採用されたFvモード

 背面側のダイヤルで項目を選び、グリップ上のダイヤルで設定を変更。

FvモードではTv、Av、露出補正、ISO感度をオートにしたりマニュアルにしたりを自在に操れる

 2つのダイヤルを駆使するのでとっさの変更には対応しづらいが、露出を自由にコントロールできるモードは良い。

 背面モニターはタッチパネル搭載のバリアングル式。

モニターはバリアングル式で横位置ローアングル撮影時はいったん横へ開いてから回す

 タッチパネルはAFからメニュー操作までいろんな曲面で使えるのが良い。

 ファインダーはEOS Rよりスペック的には少し劣るが、エントリーモデルとしては十分なクオリティ。ファインダーを覗いても背面モニターを使ってもOkだ。

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