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フルサイズEOSの画質が手に入る入門機「EOS RP」荻窪圭のデジカメレビュープラス(3/6 ページ)

» 2019年03月28日 07時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 操作系はEOS Rと同等だが、背面を見ると分かる通り、EOS Rで搭載されたタッチバーは未採用でちょっとシンプルになっている。

背面から。EOS Rからタッチバーを省いた構成だ

 ダイヤルは2つだけだが、レンズに付いているダイヤルや各種カスタマイズで対応できるだろう。

いろんなキーをカスタマイズできる

 ダイヤルファンクション設定をうまく使うと、瞬時のセッティングには向かないが分かりやすい操作に変更できる。

M-Fnキーを押すと、後ろダイヤルでISO感度・ドライブモード・AF・ホワイトバランスなどの項目を選び、前ダイヤルで設定を変更できるダイヤルファンクション設定を使える

 また、モニター上の四角い枠で囲われた項目はタッチ操作での変更が可能で、Qメニューでもタッチ操作を使えるのも良い。

Qメニューはタッチパネルでも操作できる

 ハイエンド機が持つクイックな操作よりは分かりやすさを重視した設計だ。

 使っていて気になったのはバッテリー。

 EOS Rより小さなバッテリーを使っており、公称の目安で撮影可能枚数は約250枚。EOS Rより明らかにバッテリーの持ちが悪く、真面目に撮ったら1日持たないだろうという感じだ。

 USB充電は可能だが、USB PDに対応している必要があり、それに未対応の古いACアダプターや安価なモバイルバッテリーでは出力が弱くて充電されないようである。

 予備バッテリーを常に用意するか、USB PD対応のモバイルバッテリーを持って行かないと残念なことになるだろう。

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