逆に背景が黒くて花びらに日差しが当たっているときはオートで撮るとこうなってしまう。
花びらが白くトんじゃってるのが分かる。ちなみにこれはソメイヨシノ。
こういうときはマイナスの露出補正を。
マイナス1で撮るとこうなって、花びらの感じが良く出る。
カメラは構図内の明るさ全体を見てどういう明るさで撮るか判断してるので、こういうことがおきるのだ。
同じように暗い背景でも、花びらが多くて明るい部分の面積が広ければ補正しなくてもOk。
つまり、花びらがきれいになるよう、陽射しや背景に応じて露出補正ダイヤルを回すのだ。細かい補正値は画面で確認しつつあれこれ試してみるのがおすすめ。
桜の花ってかたまって咲くのがいいところで、きれいな花びらを見ると撮りたくなるのが人情ってものなのだけど、これがデジタル一眼クラスになると厄介なのが「どこにピントが合っているか」問題。
これ、よーく見るとピントが少し奥の花びらに合ってる。
こちらはいい線いってるけど……
これが一番いいかな。目立つ花びらにピントが来ている。
まず、オートフォーカスで撮るときは「1点AF」など、可能な限りAFエリアをピンポイントで指定できる方式(AF方式、あるいはAFエリアなど)にすること。
カメラ任せにすると、撮りたいところにピントがくるとは限らない。
もう一つ、ファインダーや画面を見た状態だとどの花にピントを合わせるべきか分からなくなりがち。前後関係が把握しづらいから。
肉眼で両目で見て、どの花びらをメインにするか決めてから撮りにかかるのがおすすめだ。
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