米Googleは4月10日(現地時間)、グループウェアスイート「G Suite」の新機能を多数発表した。「Googleアシスタント」での口頭スケジュール確認や「Microsoft Office」文書の編集機能などだ。
その中のいくつかを紹介する。
Googleアシスタントは、個人アカウントでは既にGoogleカレンダーに登録してあるスケジュールを音声で確認できるが、これをG Suiteアカウントでも利用できるようになる(βリリース)。
G Suiteのビデオ会議サービス「ハングアウトMeet」(旧ビデオハングアウト)で、Googleの音声認識技術採用の自動ライブ字幕機能が使えるようになる。日本語の字幕にも対応するかどうかはまだ不明だが、技術的には可能そうだ。同様の機能は、競合する米Microsoftの「Teams」でも間もなく使えるようになる。
G SuiteではこれまでもMicrosoft OfficeのWord、Excel、PowerPointのファイルを開いて編集することができたが、それぞれGoogleのドキュメント、スプレッドシート、スライドのフォーマットに変換する必要があった。これが、Microsoftのフォーマットのまま編集・保存できるようになる。編集に当たっては、GoogleドキュメントのAI文法チェッカーも使える。
サポートするフォーマットは以下の通り。
米Dropboxは9日、G SuiteのファイルをDropbox内で編集・保存する機能をβリリースした。DropboxではMicrosoft Officeのファイルを既に編集・保存できる。
米The Vergeによると、Office文書の編集機能はG Suiteだけでなく、一般ユーザーも使えるようになる見込みという。
すべての新機能については公式ブログ(英文)を参照されたい。
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