LINEは4月16日、コミュニケーションアプリ「LINE」のトーク画面で、NTTドコモが1999年に生み出したフィーチャーフォン用絵文字を使える「ドコモ絵文字」を発売した。当時の絵文字をスマートフォン向けに再現したもの。価格は240円(税込)で、LINEアプリ内のスタンプショップで購入できる。
「テンション上がる」を意味する斜め上向きの矢印や、音符、ハート、電球、ケーキ、サムズアップ――など、20代後半以降の“ガラケー世代”に懐かしさを感じさせる242種類をそろえた。
“あの頃”とは異なり、購入者はキャリアを問わず誰にでも送信可能。テキストメッセージ内に挿入できる他、「LINEスタンプ」として単体でも送信できる。
ドコモが開発したフィーチャーフォン用絵文字は、「Emoji」の発祥として海外で高い評価を受けており、16年にはニューヨーク近代美術館(MoMA)に初期の176種類が収蔵されている。
ドコモはiモードケータイの出荷を16年末に終了。フィーチャーフォン用絵文字と同時期に登場したネット接続サービス「iモード」の新規受け付けも19年9月30日に終了するが、絵文字はLINEスタンプに姿を変えて残り続ける。
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