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» 2019年04月16日 16時17分 公開

ゲーミングスマートフォン「Black Shark 2」が日本上陸

FREETEL創業者の新会社が注目のゲーミングスマートフォンを取り扱う。

[山崎潤一郎,ITmedia]

 一部のゲームファンの間で話題の高性能ゲーミングスマートフォン「Black Shark 2」がついに日本に正式上陸する。

 Black Shark 2は、中国のスマートフォンメーカーXiaomiが出資するBlack Sharkが欧米で販売しているが、日本での正式発売が待たれていた。今回、携帯型の翻訳機「KAZUNA eTalk5」のメーカーである、TAKUMI JAPANが取り扱う。

 価格は、9万9880円(税別)で、SoCはSnapdragon 855を搭載し、12GB RAM+256GBストレージを誇る。6.39インチ(2340x1080ピクセル)の有機EL感圧式タッチディスプレイを搭載している。両手でゲームを操作することを想定して、合計2カ所で押し込み操作を感知できる。

photo Black Shark 2に別売りの専用カバーとゲームコントローラーを装着

 メインカメラは48Mピクセル(標準)と12Mピクセル(望遠)のデュアル式に加え、自撮りカメラは20Mピクセルを誇る。本体のサイズは163.61×75.01×8.77(9.57)ミリで重さは205グラムだ。iPhone XS Maxが208グラムなのでその差3グラムだが、両手で持ち比べた印象では、Black Shark 2の方が、3グラムの差以上に軽く感じた。手に馴染むSFチックな背面の造形がそう感じさせるのだろうか。

製品名 Black Shark 2
価格 9万9880円(税別)
SoC Snapdragon 855
メモリ 12GB RAM
ストレージ 256GB
ディスプレイ 6.39インチOLED、2340×1080ピクセルの感圧式
メインカメラ メインカメラは48Mピクセル(標準)と12Mピクセル(望遠)
自撮りカメラ 20Mピクセル
重量 205グラム
サイズ 163.61×75.01×8.77(9.57)ミリ

 世界で盛り上がりを見せているeスポーツを意識したスペックに徹しており、「対戦ゲームで勝つことに特化したスマホ」と言っても過言ではない。驚くべきは、プロセッサの熱対策。ハイスペックなゲーミングパソコン同様、ベイパーチャンバー式の液体冷却技術を搭載するという徹底ぶり。同社サイトには、構造を説明するイラストがあるが、ラジエーターの役割をする冷却液を入れた大きなプレートが主要部品を覆っている様は、「スマホもここまで来たか!」と思わせる。

photo iPhone XS MaxとBlack Shark 2の比較。背面はシンプルなiPhoneに対し、Black Shark 2はゲームミングスマホらしい、プレスラインによる造形が施されている

 ゲーミングスマホという触れ込みではあるが、通常のスマートフォンとしても秀逸なスペックと高いコスパを実現している、今回、Black Shark 2を取扱うTAKUMI JAPAN代表取締役の増田薫氏は「普段使いのメインのスマホとしても大いに満足してもらえるはず」と胸を張る。増田氏によると「対応する周波数帯域は、日本のプラチナバンドに合致するようにチューニングしてある」と明かす。これまでBlack Shark 2は、並行輸入品として日本にも入ってきていたが、日本の周波数帯域に完全にマッチしていなかった。

初回予約特典として総額約1万5000円のコントローラーを付属

 今回、Black Shark 2の取扱いを発表したTAKUMI JAPANは、2017年の秋、楽天へのMVNO事業売却、同年12月に負債総額約26億円で民事再生法適用を申請したプラスワン・マーケティング(ブランド名:FREETEL)の創業者である増田薫氏が再起をかけて興した会社だ。

 メインの事業は、「KAZUNA eTalk5」と呼ばれる多機能の翻訳機や、現在開発が進む、米国の通信キャリア「Verizon」向けの携帯電話端末、5G(第5世代携帯電話)にも対応する予定のWi-Fiモバイルルータなどの製造だ。しかし、その一方で、KAZUNAブランドとは別に「KAZUNA Selection」という海外ブランドの製品を日本に紹介する事業も開始した。今回のBlack Shark 2は記念すべき最初の商品というわけだ。

 それにしても、なぜ、ブラックシャークはTAKUMI JAPANを日本のパートナーに選んだのか。デルに勤務していた時代に、ALIENWAREというゲーミングパソコンを扱ったことのある増田氏だけに、彼の方から売り込んだのだろうか。実は、「今回はブラックシャークから声がかかった」(増田氏)。

 理由を聞くと納得する。FREETEL時代には、中国・深センのODM企業と組んで精力的にスマートフォンを開発し、日本でたくさん売っていた増田氏だけに「深センの端末ビジネスの界隈では、そこそこ有名なんです」と笑う。増田氏の日本での販売力を見込んだようだ。ただ、KAZUNA Selectionは、事業の幅を広げるための活動であり「あくまでもTAKUMI JAPANのメインは端末の開発、製造・販売」(増田氏)だという。

photo 今回、初回予約特典として付属する専用のカバーとゲームコントローラー。左右のコントローラーは、カバー側面のスリットにスライドさせて装着する仕組み

 最後に、ゲームファンに嬉しい話をしよう。TAKUMI JAPANでは、Black Shark 2の取扱を記念して、初回予約特典として、写真の専用カバーとゲームコントローラー(総額約1万5000円)を3点セットで付けてくれるそうだ。

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