ITmedia NEWS > 企業・業界動向 >

Uber上場、初日終値は7.6%安と低調

» 2019年05月13日 07時17分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米配車大手のUber Technologiesは5月10日(現地時間)、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場(IPO)した。初値は42ドルと、公開価格の45ドルを下回った。初日終値は7.6%安の41.57ドルと低調なままだった。調達額は81億ドル、評価額は824億ドル。

 uber 1 Uberの上場後の株価推移

 今年はPinterestLyftなどのIT系企業の上場が続いており、UberのIPOも注目されていたが、米中貿易摩擦や先に上場したLyftの株価が低調なことなどが影響したようだ。

 NYSEのオープニングベルを鳴らしたのは、同社の4人目の従業員で現在Advanced Technologies Groupの責任者を務めるオースティン・ゲイト氏。下の写真で、中央のゲイト氏の向かって左に立つのがダラ・コスロシャヒCEOだ。

 uber 2 上場日にオープニングベルを鳴らすUberの従業員たち

 Uberの共同創業者で今も大株主であるトラビス・カラニック氏の姿はなかった。同氏は2018年6月、様々な問題が浮上する中で取締役会からの圧力により、UberのCEOを辞職した。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.