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» 2019年05月20日 15時45分 公開

“折れ曲がるスマートフォン”に暗雲 窮地に追いやられるファーウェイとサムスン、どうなるフォルダブル (2/2)

[山口恵祐,ITmedia]
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Google自身も悪影響を受ける

 Huaweiの一連の問題は、トランプ米大統領の“Huawei締め出し”によるもの。米商務省はHuaweiを米国の安全保障・外交政策上の利益に反する顧客等のリスト「エンティティリスト」に追加し、米政府の許可なく米企業と取引できなくした。Googleの対応もその一環とみられる。

 ただし、Huaweiとの取引中止はGoogle自身も悪影響を受けるだろう。Android開発チームは1つのデバイスで複数のディスプレイを備える折りたたみ型のデバイスを今後のAndroid OSで正式サポートすることを発表していた。


 GoogleはAppleとのさらなる差別化として折りたたみデバイスに注力したかったはずだが、Huaweiとの取引が中止となった今、期待していた巨大メーカーを失うのは痛手となりそうだ。

“折れ曲がるスマートフォン”他社への期待

 SamsungとHuaweiの折れ曲がるスマートフォンが苦戦する中、他社からも同様の製品が登場しそうな気配がある。

 中国Lenovo傘下のMotorola Mobilityは、18年12月時点で折りたたみ型デバイスのデザイン特許を申請していたことが明らかになっている。Lenovo自身も世界初の“折りたたみPC”を5月13日に発表しており、Androidスマートフォンでも実現する可能性は十分ある。

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 日本では、シャープが折れ曲がる有機ELパネルを公開。同社広報は「今後数年のうちに商品として出てくるイメージ」としており、需要によっては製品化の余地がありそうだ(その需要を測る海外勢が共倒れしている状況だが……)。

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 初代iPhoneが登場して12年あまり、コモディティ化も進んで“板状”であることが当たり前になったスマートフォンだが、大きな変化を与える存在として記者も期待している「フォルダブル(折りたたみ)スマートフォン」は、日の目を見られるだろうか。

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