前回のGoogleさんに続けて、またプライバシーの話です。同社のCPO(最高プライバシー責任者、キース・エンライトさんが来日し、ラウンドテーブル(数人が参加するミーティングのこと)でお話をうかがう機会をいただいたので。
エンライトさんは、IBMやMacy'sなどでプライバシー関連の幹部を歴任し、2011年にGoogle入りしたベテランです。Juris Doctor(法学博士)を持ち、Googleではずっとプライバシー法務チームのリーダーでした。
CPOというのは昨年9月、FacebookのCAスキャンダルや欧州連合によるGDPRの施行などでプライバシー関連がどんどん重要になっていった中、Googleがプライバシーにがっつり取り組むために新設した役職です。
エンライトさんのチームの目標は「ユーザーが自分のプライバシーを管理しながら、テクノロジーのメリットを楽しめるよう支援すること」。
ラウンドテーブルでも何度も「ユーザーの皆さんにGoogleを信用し続けてもらうことは、私たちにとってものすごく大事なことです」と繰り返していました。
お話はGoogle I/Oでスンダー・ピチャイCEOが説明したプライバシー関連の取り組みについてが中心。その日の朝に発表されたプライバシーポリシー強化も含めたものでした。
例えば、I/Oでも紹介したGoogleマップやYouTube、Googe Keepなどのサービスから、いつでも「Googleアカウント(分かりにくいんですが、アカウントを一元管理するサービスの名称です)」のページに飛べる機能や、ChromeブラウザやYouTubeにある「シークレットモード」をGoogleマップなどでも使えるようにする計画を改めて紹介。
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