米Appleは6月3日(米国時間)、開発者向けカンファレンス「WWDC 2019」で、iPad向けアプリからネイティブのMacアプリを比較的簡単に作れる「Project Catalyst」を発表した。
同日、iPadの新しいOSとして「iPadOS」も発表。「Xcode」でiPadOS向けに開発したアプリの機能をデスクトップ向けに効率的に変換し、さらにMacだけのための機能を追加できる。
これにより、米Twitterは昨年2月に提供を終了したMac版公式アプリを、今秋リリース予定の次期macOSである「macOS Catalina」で復活させる。
アプリ開発者は、同日リリースされた「Xcode 11」のβ版で、既存のiPadアプリのプロジェクト設定で「Mac」チェックボックスを選択することで、Macのネイティブアプリも開発できる。
AppleがiOSアプリとmacOSアプリを統合し、ユニバーサルアプリにするといううわさは2017年ころからあった。当時、コードネーム「Marzipan」(マジパン)と呼ばれていたプロジェクトは、iPadOSのiOSからの分離に伴い、ソースコードを共有することでアプリ開発者の負担を減らす方向で実現したかたちだ。
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