米Googleは6月6日(現地時間)、Googleマップの「SOSアラート」の機能強化を発表した。
SOSアラートは、2017年に提供を開始したGoogle検索とマップに緊急時情報を表示すサービス。自然災害や人為的災害が発生したときに緊急時情報を入手しやすくすることを目的としている。位置情報を有効にしていると、近くで大きな災害が発生した際にバナーと関連情報が表示される。
今回のアップデートで、地震とハリケーン(日本では竜巻)の情報が、より視覚的に分かりやすく表示されるようになる。また、洪水の被害が多いインドでは、ガンジス川流域などから洪水の予測を視覚的に提供する。地震とハリケーンは日本でも向こう数週間かけてローリングアウトする。
地震の場合はマップ上に震源地や影響範囲、マグニチュードなどの情報がオーバーレイで表示され、同時に情報をシェアするボタンと、自分の位置情報を家族などとシェアするボタン付きの通知カードも表示される。ハリケーンの場合は発生地点とその後の進行方向の予測が表示される。
ナビでは、目的地までのルートが災害の影響を受ける可能性があると、可能な限り迂回路を表示するようになる。この機能は今夏有効になる見込みだ。
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