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Web広告上で道案内、ユーザーの土地勘を推測して経路変更も サイバーエージェントと関西学院大学がジオ広告の共同研究

» 2019年06月19日 17時55分 公開
[谷井将人ITmedia]

【訂正:2019年6月20日午後12時17分 記事タイトルで「関西学院大学」とするべきところを「関西大学」と誤って記載していました。訂正してお詫びいたします。】

 Webサイトに表示される広告上に、ユーザーの現在地からお店までのルート案内を直接表示する──サイバーエージェントは6月19日、こんな技術の研究開発を始めたと発表した。スマートフォンで取得した行動履歴から土地勘の有無を推測し、利用者に合わせたルートを自動生成する。

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 位置情報をもとに配信されるWebのジオターゲティング広告に、ユーザーの現在地から店舗までのルートを記した簡易地図を表示。ユーザーの行動履歴から、土地勘がある人には普段から歩いている道に近いルート、土地勘のない人には道順が分かりやすいルートを提示する。地図上に表示するランドマークも変更したりと、広告を見た利用者ごとに適した地図を自動生成するのが特徴。

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 広告を見た人が店舗までの道順を容易に把握できることで、来店数の増加が見込めるという。

 研究開発はサイバーエージェントの人工知能研究開発組織「AI Lab」と関西学院大学の角谷和俊教授が共同で行う。

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