与信管理を手掛けるリスクモンスターはこのほど、20〜50代の男女に「結婚相手に望む勤め先」を聞いた結果を発表した。待遇や安定性などを基に、異性が働いていると魅力的に感じる企業(公務員含む)を調べたもので、1位は国家公務員(14.3%)、2位は地方公務員(12.7%)、3位はトヨタ自動車(9.7%)という結果だった。IT業界では、6位のGoogle日本法人(4.8%)が最も高かった。
4位はパナソニック(6.4%)、5位は全日本空輸(ANA、5.1%)がランクイン。7位はソニーと三菱商事(同率3.6%)、9位は東日本旅客鉄道(JR東日本、3.4%)、10位はApple Japan、日本航空(JAL)、任天堂(同率3.2%)が入った。
IT業界ではこの他、13位に楽天(3.0%)、18位にアマゾンジャパン(2.4%)、32位にヤフー(1.4%)、57位に日本マイクロソフト(1.0%)が入った。
男女別にみると、男性が女性に望む勤務先は、地方公務員(8.6%)、国家公務員とトヨタ自動車(同率7.4%)、Google日本法人(4.9%)、ANA(4.4%)がトップ5を占めた。
女性が男性に望む勤務先は、国家公務員(20.5%)、地方公務員(16.5%)、トヨタ自動車(11.8%)、パナソニック(8.7%)、ANA(5.7%)がトップ5に入った。
回答者が勤め先を選ぶ上で重視したポイントは、「給与額」(52.9%)がトップ。以下、「福利厚生」(36.7%)、「社員を大切にしているか否か」(33.6%)、「将来性」(30.5%)と続いた。
「勤務地」(30.3%)、「子育て支援の有無」(19.7%)、「サービス残業の有無」(13.6%)、「業績」(9.6%)を重視するとの意見もあった。
リスクモンスターは「昨今は仕事との関わり方が見直されているため、安定性や給与額だけではなく、働き方改革が進んでいるか否かが、結婚相手の勤め先の条件として重視される可能性がある」と分析。
「自社が『この会社に勤める人と結婚したい』と思われる企業になれば、社員が良縁に恵まれ、仕事に精が出て、業績がアップするかもしれない。経営者は労働環境を整えながら業績向上を目指し、給与や福利厚生として還元することで、こうしたイメージを持たれる企業を目指してほしい」と提言している。
調査は2019年3月27〜31日にかけてインターネット上で実施。20〜59歳の男女に意見を聞き、905サンプルの有効回答を得た。
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