米Googleは6月27日(現地時間)、モバイル(AndroidおよびiOS)版「Googleマップ」アプリに、バスの遅延と車両の混み具合情報を表示する機能を追加したと発表した。世界の約200都市でローリングアウトしていく。
具体的な都市名は明示されていないが、サンプル画像に山手線が使われているので、少なくとも東京は対象になっているようだ。
利用できる地域でバスを利用するナビを表示すると、交通渋滞でバスが遅れている場合は何分くらい遅れるかが表示される。
この機能は、リアルタイムの自動車交通量予測アルゴリズムとバス路線データを組み合わせた機械学習モデルで解析したもの。Googleマップには以前から交通渋滞を道路の色分けで表示する機能がある。バス遅延情報は、交通渋滞状況だけでなく、バス停の数や国による傾向もシグナルとして加味しているという。
車両混雑情報は、公共交通機関利用のナビを表示すると路線ごとに表示される。こちらは、2018年10月〜2019年6月の通勤時間(午前6時〜午前10時)に世界のGoogleマップユーザーから報告された混み具合情報に基づくものという。
サンプルとして紹介されている画像は、渋谷駅を午前9時40分に発車し、9時47分に新宿に着く山手線の車両の混み具合。座れないが、立つ余裕はあるとなっている。
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