米Googleは10月1日(現地時間)、AndroidおよびiOS版「Googleマップ」に「通勤」タブを追加したと発表した。向こう数週間中に世界でローリングアウトしていく。
現行のモバイル版Googleマップの画面下には、左から「周辺のスポット」「車」「公共交通機関」「おすすめ」タブが並んでいるが、中央の2つが「Commute(通勤、という意味。日本語版でどうなるかはまだ不明)」にまとまり、新機能も追加される。
自宅と職場の場所をGoogleマップの設定に登録し、初期設定の通勤ルート(車で向かうのか、公共交通機関を利用するとしたらどの機関を使うのか)を設定しておくと、「通勤」タブを1タップするだけでリアルタイムでの職場(あるいは自宅)までの最適な交通手段と所要時間を表示する。通常のルートに交通事故などで渋滞がある場合は、他のルートを推奨する。
通勤に車と公共交通機関の両方を使っている場合は、例えば電車が遅れている場合は駅まで車で急いで行っても無駄になるので、何時に家を車で出発すれば間に合うのかを表示し、ETA(到着予定時間)も示す(下左の画像)。
世界の80の地域(日本が含まれているかどうかはまだ不明)では、バスや電車のリアルタイムの移動を地図上で表示する(下中央の画像)。これにより、家を出るべき時間をより正確に見積もれるだろう。
また、Googleマップを開いたまま音楽サービスの「Spotify」「Apple Music」「Google Play Music」のストリーミングを操作できるようになった(下右の画像)。特に車通勤の人には運転しながらアプリを切り替えたりする必要がなく、安全の助けになりそうだ。
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