宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」が7月11日、小惑星「リュウグウ」に2回目のタッチダウン(着陸)を試みる。4月に作成した人工クレーターの近くに降り立ち、小惑星の地下にあった物質を採取する計画だ。
10日午前10時59分(日本時間)ごろに高度約20キロから降下し、11日午前10時18〜58分ごろ着陸する予定。
はやぶさ2は4月、金属の塊をリュウグウの表面に打ち込み、人工的にクレーターを作成した。その際、地下にあった物質が舞い上がり、クレーターの周囲に飛び散った可能性がある。今回の着陸で、そうした地下物質を回収する計画だ。
地下物質は、表面物質よりも太陽風などの影響を受けておらず、風化が進んでいない。そのため、地球に持ち帰ることができれば、小惑星の形成過程を解明する手掛かりになると期待されている。
はやぶさ2は前回の着陸で、表面物質の回収には成功したとみられている。
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