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YouTube、著作権管理ツールでの申し立てと対応を効率化する新機能

» 2019年07月11日 11時45分 公開
[ITmedia]

 米Google傘下のYouTubeは7月9日(現地時間)、著作権管理プログラム「Content ID」の「Manual Claiming」での申し立ての際、著作権を侵害していると判断した動画の、どの部分が問題かをタイムスタンプで示すことを義務付けると発表した。

 これまでは、申し立てられたクリエイターはどこが問題だか分からないことが多く、動画全体を取り下げたり、すべての音を収録しなおしたりする必要があった。

 クリエイター側は、Manual ClamingでもContent IDマッチングシステムからの通告と同様に問題箇所をタイムスタンプで確認できるようになる。

 また、クリエイター向け編集ツールをアップデートし、申し立てのあった部分を編集しやすくした。例えば、動画全体ではなく、タイムスタンプで指摘された部分の音声のみをミュートできる。ミュートするのが嫌であれば、YouTube Audio Libraryの無料音楽に置き換えることも可能だ。

 さらに、タイムスタンプで指摘された部分だけを切りとることもできる。近日中に「動画の著作権情報」ページで問題部分を1クリックでカットできるようになる予定だ。

 詳細は日本語ヘルプを参照されたい。

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