米Google傘下のYouTubeは5月11日(現地時間)、クリエイター向けのツールの改善や新機能を発表した。
2017年から提供している「Super Chat(日本では「スーパーチャット」)」が好評なため、さらにクリエイターへのサポートを示せる新機能「Super Sticker」を数カ月中に提供する。
スーパーチャットは、チャット欄の「$」マークをクリックし、Super Chatを購入してコメントすると、文字がハイライトされ、一定時間(最大5時間)固定表示されるというもの。
Super Stickerは、購入したステッカー(スタンプ)をコメント欄に表示することで、クリエイターにアピールできる。スタンプにはゲーム、ファッション、スポーツ、音楽、食べ物などの様々なカテゴリーのデザインが用意されている。ライブ配信中の画面に購入したスタンプと金額が表示される。
YouTubeによると、スーパーチャットは現在9万以上のチャンネルで使われており、一部の配信では1分当たり400ドル以上の収益があるという。現在2万以上のチャンネルが、広告よりもスーパーチャットを主な収益源としている。
「チャンネルメンバーシップ」は昨年6月から提供している、ファンが購入することでチャンネルごとの特典(絵文字や特別なライブ配信など)を得られるサービス。これまでは月額4.99ドル(日本では490円)一択だったが、クイレイターが複数の会員レベルを設定できるようになる。最大5つまでの価格の異なる会員レベルを設定できる。
現在一部のクリエイターの間でテスト中で、中には収益が6倍になったチャンネルもあるという。
「Learning Playlists」は収益化ツールではなく、教育関連チャンネルのための編集機能。任意のテーマの学習動画を、基本向けから順序立てて視聴できるよう、関連する動画を整理し、複数の章に分けることができる。このプレイリストの再生では、気が散らないよう「おすすめ」は表示されない。
この機能はまず、Khan Academy、TED-Ed、Crash Courseでテストしている。
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