Twitter、トランプ大統領の「国に帰ったらどうか」ツイートを“ラベル付き非表示”にせず
ドナルド・トランプ米大統領が7月14日(現地時間)に投稿した人種差別的なツイートが物議を醸しているが、米Twitterは15日、米CNNをはじめとする複数のメディアに対し、このツイートを削除あるいは非表示にする予定はないと語った。
トランプ氏は一連のツイートで、「政府が完全に崩壊し、(政府が機能していればの話だが)世界で最悪で腐敗し、無能な政府の国から来た“進歩的な”民主党の女性下院議員たちが、世界で最も偉大で最強の合衆国の人々に対して政治のあり方を大声で指図するとは興味深い。それなら国に帰って手本を見せるがいい。君たちを本当に必要としている地元にさっさと戻ったらどうだ。(下院議長で民主党幹部の)ナンシー・ペロシは喜んで無料渡航費用を出すだろう!」とツイートした。
トランプ氏は具体的な名前は出さなかったが、ペロシ氏の名前を出したこともあり、同氏と党内で対立しているアレクサンドリア・オカシオ・コルテス議員、ラシーダ・タリーブ議員、アヤナ・プレスリー議員、イルハン・オマール議員のこととみられる。なお、オマール氏以外はすべて米国出身だ。
このツイートを、ペロシ氏やコルテス氏、プレスリー氏を含む多数の政治家やジャーナリストが人種差別的だとして批判している。
トランプ氏はこれまでも、差別的だったり、個人を嘲笑するようなツイートで物議を醸しているが、Twitterは同氏のツイートを削除したり、アカウントを停止したことはない。
同社はその理由を「世界的リーダーをTwitter上でブロックしたり、議論を呼ぶ彼らのツイートを削除することは、人々が読んで討論する権利を持つ重要な情報を隠すことになる。たとえブロックしたりツイートを削除してもそのリーダーを沈黙させることにはならないが、彼らの言動について必要な議論を妨げることになるだろう」と説明する。
また、6月にはTwitterルールに違反していても公益になると判断したツイートはラベルをクリックしないと表示されないような形で残すことにしたと発表した。
だが、Twitterは今回のトランプ氏のツイートはTwitterルールに反していないと判断した。その理由については説明していない。
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