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» 2019年07月22日 18時45分 公開

ドコモ、次世代通信「5G」体験施設を五輪仕様に 車椅子レースやVRフェンシングを体験してきた

NTTドコモは、東京ソラマチに常設している展示場「PLAY 5G 明日をあそべ」を、東京五輪・パラリンピック開催を見据えた仕様にリニューアルオープンしたと発表した。スポーツを題材にしたコンテンツで次世代通信「5G」の特徴を生かしたVRゲームを体験できる。

[谷井将人,ITmedia]

 NTTドコモは7月22日、次世代通信「5G」の技術を疑似体験できる東京ソラマチ(東京都墨田区)内の常設展示場をリニューアルオープンしたと発表した。2020年東京五輪・パラリンピック開催を見据え、スポーツをテーマとしたアトラクションを追加。記者が体験してきた。

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 常設展示場「PLAY 5G 明日をあそべ」は、ドコモが20年に商用サービスの提供を目指す5Gを疑似体験できる施設。実際に5Gを使った通信を行うわけではないが、高速・大容量、低遅延、多接続といった5Gの特徴を再現したコンテンツを展示している。

 今回のリニューアルでは、建設機械の遠隔操作、遠隔地とのリアルタイム合奏など既存の展示に加えて、フェンシングや乗馬、車椅子レース、卓球など、五輪・パラリンピックの競技種目にちなんだVRアトラクションを用意した。

「VRフェンシング」

 「VRフェンシング」は、元フェンシング日本代表・太田雄貴選手とフェンシング対決が体験できるVRゲーム。VRヘッドセットをかぶると太田選手が目の前に現れ、プレイヤーを剣で突いてくるので、VRコントローラーを剣に見立てて太田選手に立ち向かう。剣をうまく当てれば視界が緑色に光り、逆に太田選手から剣を受けると赤色に光る。

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 1試合は短いが全身を動かして遊ぶため、運動量は多い。記者も遊んでみたところ、太田選手の動作パターンは限られているので、何回も挑戦することで点を取れるようになった。

 360度のリアルなVR映像を実現するには、データ量の大きい高解像度映像が必要だ。5Gでスムーズに伝送できるようになれば、「離れた場所にいる選手同士がVR空間で試合をする」「現役選手が学生にVR空間でレクチャーする」などの活用が見込める。

乗り物系「Cyber Wheel 2」「スペースファイター・乗馬」

 「Cyber Wheel 2」は、VR空間で車椅子レースを体験できるVRゲーム。プレイヤーが車椅子型の装置に乗って左右の車輪を回すと、VR空間の車椅子も前に進む。

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 車輪自体は重くないが、レース中は手を大きく動かしてこぐため、なかなかの運動量になる。カーブを曲がるには左右の車輪を回す速さを調節して舵を切るため、さじ加減が分からず、コースを外れずにゴールまで走りきれなかった。

 展示場には2台の車椅子型装置が置かれ、隣にいるプレイヤー同士で対戦することになる。

 VR空間で乗馬体験できる「スペースファイター・乗馬」は、2台の乗馬マシン型装置とVRヘッドセットを使って障害物乗馬レースを楽しめる。ゲームが始まると乗馬マシンがVR映像と同期して動く。

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 5Gを活用することで、車椅子レースや障害物乗馬レースのようなタイミングがシビアなゲームでも、遠隔地同士でよりスムーズに遊べるようになるという。

 ドコモの岸山祥久さんは、「通信速度の速い5Gを活用すれば、高解像度な映像が伝送でき、AR(拡張現実)やVRで臨場感あふれる体験ができる。『PLAY 5G 明日をあそべ』は、5Gがもたらす世界観を体験できる場として提供していく」とコメントした。

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