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床掃除の「掃いて拭く」がワンタップ、「ルンバi7+」と連携する「ブラーバ ジェットm6」登場

» 2019年07月23日 13時20分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]

 アイロボットジャパンは7月23日、床ふきロボット「ブラーバ ジェットm6」を発表した。先に発売した「ルンバ i7+」と連携し、掃き掃除が終わると自動的にふき掃除を始める。7月26日から6万9880円(税別)で販売する。

「ブラーバ ジェットm6」(手前)と「ルンバ i7+」(奥)

 ブラーバとして初めてカメラやWi-Fiを搭載した上位モデル。カメラ画像で室内をマッピング(間取りの学習)し、自分の位置を把握して効率的に掃除する仕組みはルンバ i7+と同じだ。アイロボットジャパンでロボット掃除機のマーケティングを担当する山内洋氏(アイロボットジャパン合同会社 プロダクトマーケティング部長)は、「搭載する技術からいえば、ブラーバジェット240の後継というより、『ルンバi7+のふき掃除版』だ」という。バッテリーが切れそうになると自動的に充電台に戻る機能もブラーバでは初だ。

 ふき掃除は水ぶき、乾ぶき両対応。450ミリリットルと大きくなった水タンクを生かし、最大60畳を給水なしで掃除する。ベタベタした油汚れなどには洗剤入りのジェットスプレーを吹きかけ、汚れを浮かせてから振動するヘッドでふき取るなどの基本機能はブラーバジェット240から継承した。

1つの「iRobot HOME」アプリでルンバとブラーバの稼働状況を確認、操作できる

 ルンバi7+とブラーバジェットm6を同じ「iRobot HOME」アプリ(iOS/Android)に登録すると、「Imprintリンク」と呼ばれる連携機能が有効になる。操作は「後でふき掃除をする」ボタンをタップするだけ。ルンバが掃き掃除を終えて充電台に戻ってくると、入れ替わりにブラーバが動きだし、同じ部屋のふき掃除を始める。iRobotのクラウドサーバがそれぞれの稼働状況を基に指示を出す。

ルンバが充電台に戻るとブラーバが動き出す

 山内氏は、「もう掃除機を押し入れから引っ張り出して組み立てたり、ぞうきんを絞ってふき掃除をしたりする必要はない。ここから掃除の新しい歴史が始まる」と胸を張る。なお、既存モデルの「ルンバ900」シリーズも年内にアップデートを行い、同様の連携動作に対応するという。

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