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ホームセンター独自マネー「コーナンPay」で不正ログイン サービスを一時停止

» 2019年07月25日 13時00分 公開
[山口恵祐ITmedia]

 ホームセンター「コーナン」を運営するコーナン商事は7月24日、独自の電子マネー「コーナンPay」で不正ログインが相次いだとして、サービスを一時停止したと発表した。現時点で金銭に関わる被害は確認していないという。

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 コーナンPayは、同社が運営するホームセンターの「コーナン」「コーナンPRO」「ホームストック」の店舗で使えるプリペイド式電子マネー。専用スマートフォンアプリを使ったコード決済や専用プリペイドカードで使える。

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 コーナンPayのアカウント発行手続きを行う正規のアドレス「noreply@value-wallet.com」から、不特定多数に「コーナンPay サービスアカウント発行のご案内」と題したメールが届いていることを23日に同社が確認した。このメールは、コーナンPayに登録していないメールアドレスを使ってログインを試みたときに自動送信されるもので、何者かが他人のメールアドレスを入力して不正ログインを試みた可能性があるという。

 同様の手口による不正ログインも確認しており、コーナン商事は「お客さまに損害が発生することを防ぐため、サービスの提供を一時停止する。ご不便、ご迷惑をおかすることを深くおわび申し上げる」としている。

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