ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZOが7月30日に発表した2019年4月〜6月期の連結決算は、売上高が281億(前年同期比6.2%増)、営業利益が77億円(同32.6%増)、最終利益が53億円(同27%増)と増収増益だった。「ZOZOSUIT」の配布数を減らしたことによるコスト削減などで、利益率が改善したという。
全身採寸用のボディースーツ「ZOZOSUIT」の配布数を減らしたことで、広告宣伝費や運搬費などを抑制でき、利益率が改善。春季セールスイベントも売り上げを後押ししたという。
ZOZOSUITは2017年11月に発表。当初はスーツにセンサーを内蔵し、スマホと連携して瞬時に採寸できるタイプを発送予定だったが、予約数に対して生産が追い付いていなかった。その後はモデルチェンジし、全身にドット状のマーカーを施したスーツを着用し、スマホカメラでスキャンして体型を計測する仕組みに変わった。
通期(19年4月〜20年3月)の連結業績は、当初の発表通り、売上高1360億円(前期比14.9%増)、営業利益320億円(同24.7%増)、最終利益225億円(同40.8%増)を見込む。
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