米Amazon.comは8月2日(現地時間)、「Alexaプライバシー」設定の音声録音を機能向上のために提供するかどうかを設定する画面に、「音声録音は、サービス向上のために人間によってレビューされる可能性がある」という文言を追加した。これにより、Alexaとユーザーの会話の保存を有効にしている場合、そのデータを人間が聞いていることを明示した形になった。米Bloombergが同日、Amazonからの声明文を添えてそう報じた。本稿執筆現在、Amazon.comの文言は既に変わっている(日本語版はまだ更新されていない)。
Amazonが、Alexaの改善のためにユーザーとAlexaとの会話の一部を人間の担当者に聞かせていることは、Bloombergの4月の報道で明らかになっていた。
Amazonは音声録音について、これまでも、新機能開発に役立てると明示し、希望しないユーザーは録音を拒否できる設定をAlexaアプリに設けていたが、人間が聞いているとは説明していなかった。
AmazonがAlexaとユーザーの会話を人間に聞かせていることが判明した後、米Googleと米Appleも同じようなことをしていることが明らかになっている。米CNBCは1日、GoogleがEU圏内でGoogleアシスタントによる録音の人間によるレビューを停止したと報じた。英Guardianは3日、Appleは世界で人間によるレビューを停止したと報じた。
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