テクノロジーが進歩し、分析の精度が向上した場合は、酒の味が悪かった際の原因究明にAIやクラウドを取り入れる可能性はあるという。「今は職人が個々人で原因を判断し、“お酒の神様が降りてこなかった”などと説明する時もある。これが、『この香りの不足は、5年前の気温上昇が関係している』などと分かるといいだろう。紙のグラフが不要になるのも確かに便利だ。でも、それはまだ先の話だ」
自社の事業との相性を考慮し、今回は必要最低限のテクノロジー活用にとどめた桜井社長。最新技術を過大評価しているわけでも、人の手作業にこだわっているわけでもないからこそ、こういった決断に至ったといえるだろう。
「旭酒造が大切にしている言葉は『おいしい酒じゃなきゃ意味がない』。テクノロジー活用は、おいしい酒を造るための手段であって、目的ではないと考えている。『AIは人の仕事を奪う』といった議論もあるが、当社は酒をおいしくするために、人に足りない所を技術でうまく補完しながら、前に進んでいきたい」
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