コワーキングスペース「WeWork」を提供する米We Companyは8月14日(現地時間)、米証券取引委員会(SEC)に新規株式公開(IPO)の登録書を公開で提出した。上場先はまだ不明だが、ティッカーシンボルは「WE」になる。公募で10億ドルを調達するとあるが、最終的には少なくとも3倍になるとみられている。
WeWorkは2010年創業のニューヨークに拠点を置き、企業やフリーランサーにコワーキングスペースを貸し出すオフィスシェア企業だ。住宅や教育事業にも手を広げ、1月に会社名をWeWorkからWe Companyに変更した。
SEC提出文書によると、2019年上半期の売上高は約15億ドルで純損失が9億400万ドル。米Dropboxや米Uberなどと同様の赤字上場になる。
現在の会員数は52万7000件で、会員の40%は企業顧客。29カ国の111の都市で528のシェアオフィスを運営している。14日にはソフトバンクとの合弁会社WeWork Japanが横浜市との提携を発表している。
ソフトバンクグループが最大の外部株主で、米Benchmark、J.P.Morganがそれに続く。
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