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» 2019年09月03日 08時56分 公開

中国の人気ディープフェイクアプリ「ZAO」、プライバシーで批判され規約改訂

中国のApp Storeで8月30日に公開されたディープフェイクアプリ「ZAO」のプライバシーポリシーに、ユーザーデータをメーカーが第三者に譲渡できると記述されていたことが問題になった。メーカーは批判を受け、9月3日にポリシーを改訂した。

[佐藤由紀子,ITmedia]

 中国のアプリメーカーChangsha Shenduronghe Network Technologyが8月30日(現地時間)に中国のApp Storeで公開したディープフェイク技術を応用するiOSアプリ「ZAO」がプライバシー問題で物議を醸し、同社は9月3日、プライバシーポリシーを改訂した。

 zao 1 中国App StoreのZAOのページ

 ZAOは、映画やテレビ番組のシーンに登場する俳優の顔の部分を自分の顔に差し替え、SNSなどに投稿できるアプリ。公開後すぐにApp Storeのランキングでトップになった。


 だが、中国メディアRADIIなどが9月1日、ZAOのプライバリーポリシーに、ユーザーはこのアプリを使うことで自分の顔データをメーカーに無償で永続的に提供するという記述があると指摘した。データはメーカーが第三者に譲渡でき、再ライセンスも可能となっていたという。

 Changsha Shenduronghe Network Technologyは1日、公式Weiboに「プライバシー問題に関する皆様の懸念を理解しています。少し時間はかかりますが、問題を解決します」と投稿した。

 zao 2 Weiboへの告知投稿

 改訂されたプライバシーポリシーでは、ユーザーのデータはアプリの改善目的でのみ利用する、となった。また、それ以外の目的で利用する場合は、事前にユーザーに同意を求めるという条項が追加された。

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