米Appleのコミュニケーション担当副社長、スティーブ・ダウリング氏が10月末に退社する。米Recodeが9月19日(現地時間)に、同氏の社内向け書簡を添えて報じた。後任が決まるまで、ワールドワイドマーケティング担当上級副社長のフィル・シラー氏が業務を引き継ぐ。
ダウリング氏は2003年にAppleに入社し、2014年に前任で上司だったケイティ・コットン氏の退社で同職に就任した。この役職はティム・クックCEO直属で、広報全般を統括するというもの。メディアとのパイプライン役であり、Appleのイメージを守る重要なポジションだ。
ダウリング氏は書簡で、「数え切れないほどの基調講演や製品発売、時には広報関連の危機を体験したAppleでの16年間を経て、この素晴らしい会社から離れる時が来たと判断した」と語った。
Appleはメディアへの声明で、ダウリング氏が「家族との時間を大切にするためにAppleを離れる決心をした」と語り、同氏に謝意を表明した。
クック氏直属の幹部が辞めるのは、今年に入ってダウリング氏で3人目。2月にリテール担当上級副社長のアンジェラ・アーレンツ氏が、6月には最高デザイン責任者のジョニー・アイブ氏の退社が発表された。
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