KDDI、ソフトバンク、NTTドコモの大手携帯キャリア3社は9月17〜19日、台風15号の影響で発生した通信障害から復旧し、千葉県内全域で携帯電話サービスを再開したと相次いで発表した。
3社の携帯電話サービスは、9月9日ごろからつながりにくい状況が続いていたが、KDDIは17日午後9時ごろ、ソフトバンクは18日午後5時30分ごろ、NTTドコモは19日午後1時ごろに復旧した。
3社とも障害発生後は、現地に移動基地局車や移動電源車を配置してサービス復旧にあたっていた。中でもKDDIは、陸路からの対応が難しいエリアで復旧を進める際、船舶型基地局「KDDIオーシャンリンク」を千葉県沖に配置するなどの措置を取り注目を集めた。
ただ、千葉県では19日現在も約3万軒で停電が続いている。3社は停電中の地域では基地局車や移動電源車を使ってサービスを維持しているため、発電機のメンテナンスの際などに通信が不安定になる可能性や、VoLTE通話に対応できない可能性があるとしている。
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