脆弱(ぜいじゃく)性対策情報サイト「JVN」(Japan Vulnerability Notes)は9月19日、Android版のLINEアプリに整数オーバーフローの脆弱性が見つかったと発表し、ユーザーに対しアプリをアップデートするよう呼びかけた。
脆弱性が見つかったのはAndroid版の4.4.0以上9.15.1未満のバージョン。細工された画像をLINEで読み込むと、アプリがオーバーフローを起こしてクラッシュするほか、脆弱性を悪用した第三者によって遠隔から任意のコードを実行される恐れがある。
JVNを運営するJPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)と情報処理推進機構(IPA)は対策として、脆弱性の修正や動作の安定化などがなされた最新版へアップデートするよう呼びかけている。
LINEは2016年6月から、アプリの脆弱性を発見したユーザーに報奨金を贈る制度「LINE Bug Bounty Program」を運用。脆弱性の早期発見に努めている。
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