米Microsoftは9月30日(現地時間)、6月に発表したOneDriveの新機能「Personal Vault」を、世界で利用可能にしたと発表した。日本でも「個人用Vault」という名称で利用できるようになっている。
vaultは金庫という意味で、個人用Vaultはパスポートや身分証明書の画像などの重要ファイルを厳重に保護するための特別フォルダだ。
PIN、指紋認証、顔認証、メールかSMSで送信するコードなどの2段階認証で保護され、他のフォルダと同様にOneDriveアプリやWebブラウザからアクセスできるが、アクセスするたびに、上記の手段でのロック解除が必要になる。また、アクティブではない状態が20分(ロックまでの時間はユーザーが調整できる)続くと自動的にロックされる。
無料版あるいはOneDriveのみのサブスクリプションの場合、個人用Vaultに保存できるファイルは3つまで。Office 365 HomeあるいはOffice 365 Personalのユーザーであれば、ストレージの上限まで、無制限にファイルを保存できる。
Microsoftは同日、やはり6月に予告していたストレージプランのアップデートも実施した。
OneDriveのみのプランを利用している場合の月額224円(年間プランはない)での追加ストレージ容量が、従来の50GBから100GBに増量された。
また、これまで1TBへの増量しかできなかった「Office 365 Solo」(月額1274円、年額だと1万2744円)で、最大2TBまで段階的に増量できるようになった。
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