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新世代「ツーリングワゴン」、SUBARUが新型「レヴォーグ」プロトタイプを披露東京モーターショー2019

» 2019年10月23日 17時59分 公開
[ITmedia]

 SUBARUは10月23日、「第46回 東京モーターショー 2019」(東京ビッグサイト、一般公開は10月25日〜11月4日)で、次期「レヴォーグ」のプロトタイプを公開した。1989年の初代「レガシィ」登場から30年。同社の中村知美社長は自動運転社会を前にしながらも「誰もが自分の意思で、運転をどこまでも楽しめる未来の実現を目指す」と話す。

「レヴォーグコンセプト」を発表するSUBARUの中村知美社長(公式動画より)

 次期レヴォーグは、スバルがレガシィで開拓した「ツーリングワゴン」(走り重視のステーションワゴン)の思想を色濃く継承している。新開発の1.8リットル水平対向直噴ターボエンジンにはリーン燃焼(希薄燃焼)技術を加え、加速性能と環境性能の両立を目指す。直線を多用した外観は、スバルのデザイン哲学「ダイナミック×ソリッド」を継承した新しいデザインコンセプト「BOLDER DESIGN」によるもの。クルマそれぞれが持つ価値をより大胆に際立たせるという考え方だ。

新型「レヴォーグ」プロトタイプ

 運転支援技術「アイサイト」も新世代に。広角化したステレオカメラと、前後合わせて4つのレーダーによる360度センシングで、見通しの悪い交差点での出会い頭、曲がるときなど、プリクラッシュブレーキの動作範囲を拡大する。またGPSと準天頂衛星「みちびき」を活用して自車位置を特定。高精度のマップと合わせ、カーブ前の減速や渋滞時のハンズオフ走行支援を実現するという。衝突事故などの際にクルマが自動的に通報するシステムを搭載するのは国産車では初だ(スバル調べ)。

 「乗る人の人生をより豊かにしていくパートナーとして、SUBARUに受け継がれてきたグランドツーリング思想を継承しながら時代の中で進化を続け、最先端の技術を搭載していく。それがレヴォーグの使命だ」(同社)。新型レヴォーグは、2020年後半の発売を予定している。

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