米Twitterは11月21日(現地時間)、7月からカナダで、9月から日本と米国でテストしてきた返信(リプライ)を非表示にする機能を、グローバルな公式機能として提供を開始すると発表した。同日から、iOS、Android、Twitter Lite、twitter.comでローリングアウトしていく。
この機能は、ツイートしたユーザーが、そのツイートへの返信ツイートを非表示にするというもの。会話の流れを悪くするような嫌がらせツイートを非表示にすることで、健全な会話を続けられるようにすることが目的だ。
非表示にする方法は、対象の返信の右にある下向き「>」をタップして表示されるメニューから「返信を非表示にする」を選ぶ。すると、返信主をブロックもするか聞いてくるがこれはキャンセルすれば返信の非表示だけで完結する。
ブロックするか尋ねるようにしたのは、テストで非表示にした相手のブロックも検討するというフィードバックが多かったからだ。
返信を非表示にすると、完全に表示されなくなるのではなく、非表示になった返信があることを示すアイコンが表示され、これをクリックすれば非表示になった返信を読むことはできる。
テスト中に、返信を非表示にする人の85%はブロックやミュートを使っていないこと、政治家やジャーナリストのような公人はこの機能をあまり使っていないことなどが分かったとしている。
また、非表示にした返信があることを示すアイコンはずっと表示されるため、非表示にされたことに返信主が気付き、そのことで報復される恐れがあるとして非表示にしたくないというフィードバックもあった。これについての対策は検討中という。
この機能のAPIは開発者にも公開するので、サードパーティが会話管理ツールを構築できるようになる。
今後は、特定の会話に返信したり、特定の会話を表示したりするためのオプション機能を検討していく。
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