ヤフーは11月28日、地震が起きた際に、震度や震源地、地震が広がる様子をWeb地図上で瞬時に配信するサービス「リアルタイム震度」をスタートした。情報サイト「Yahoo!天気・災害」のトップ画面で「地震」を選択すると閲覧できる。国立研究開発法人防災科学技術研究所(防災科研)の計測データを基にした正確な情報を視覚的に伝えることで、被害の低減につなげる狙い。
リアルタイム震度で配信する地震情報は、防災科研が全国1000カ所以上に設置している地震計の計測結果をベースにしている。地震が起きると、Web地図上で震源地に「×」マークを表示する他、地域別の震度の大きさを赤・黄・緑など8色に色分けして地図上にプロットする。揺れの到達予報円(P波は青、S波は赤)も瞬時に作成・表示する。
配信情報は毎秒更新するため、利用者は揺れを感じたり緊急地震速報を受け取ったりした際に、日本各地の震度や震源地、揺れが広がる様子をリアルタイムで確認できる。ヤフーは「(配信情報は)いち早く身を守るための判断材料として活用できる」としている。
同社は今後、スマートフォンアプリ「Yahoo!防災速報」やYahoo! JAPANトップページとの連携も行い、リアルタイム震度の閲覧手段を拡充する予定だ。
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