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“フォント好き”なら絶対楽しめる台湾・台北の旅(前編)デジタルネイティブのためのフォントとデザイン(2/4 ページ)

» 2019年11月29日 17時16分 公開
[菊池美範ITmedia]

台北捷運のフォントとデザイン

 台北市内を中心にその郊外都市やベッドタウンを結ぶ鉄道公共交通網は台北大衆捷運によって運営されており、路線の整備、運行管理ともにとても便利で洗練されている。ダンジョンと化している日本の首都圏ターミナル駅の複雑さに慣れた方なら、一度慣れれば乗りこなしはたやすい。

photo 松山空港に直結している台北捷運文湖線の松山機場駅
photo 板南線善導寺駅のホームにあるサイネージを兼ねた運行表示サイン
photo 文湖線の忠孝復興にあるサイネージを兼ねた運行表示サイン
photo 文湖線の車輌内にある運行表示サイン。全面をスクリーンにするのではなく、LEDの色を変えて運行状況を伝えている
photo 文湖線の南京復興駅から松山新店線へ乗り換えのエスカレーターの階段。「出口」の「口」のフォントを小さくして、その下に英文表示のEXITを納めているデザインは秀逸
photo 淡水信義線の雙連駅にある路線図と乗車用トークン(樹脂製でリサイクル回収できる)の販売機。首都圏の鉄道と同様、通勤・通学客はICカードやスマートフォンによる利用が中心となっている
photo 板南線の車内で見かけた「博愛座」と呼ばれる席。日本で運用されている優先席と同様で、シートの色が紺色になっている
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photo 中和新蘆線松江南京駅の壁面としてホームの天井近くまで覆うホームドア。東京の地下鉄南北線でもこれに似た構造が採用されている
photo 淡水信義線の台北車站からエスカレーターで上り、台湾高速鉄道の乗り換えに向かうフロア
photo 板南線善導寺駅のホームにある出口案内。黄色をベースに紺色を使った色彩は横浜市営地下鉄の色使いに少し似ている
photo 文湖線の車輌内上部に表示される運行案内表示。液晶パネルを使用したものより情報量は少ないが、十分に読みやすい
photo 台北車站駅の構内のフロア全体案内。少ない色彩でシンプルに構成され、ピクトグラムも小さく控えめではあるが、明視距離に対して十分に情報を読み取ることができる
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photo 台北捷運の駅構内では日本への旅行で鉄道を利用した観光案内にも力を入れている。都営交通は荒川線を使った旅、近鉄は周遊券を使ったツアーの案内を台北市民向けに展開していた(注:近鉄の広告は2018年4月での掲示)
photo 淡水信義線中山駅の中にあるおしゃれなパン屋さん。おいしそうに見えるフォント使いだ

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