台湾西側の大動脈ともいえる台湾高速鉄道は日本の技術協力により東海道新幹線の兄弟のような車輌が使用されており、サインやフォントのデザインは日本人の目にも違和感があまりない。快適な旅行とフォントとデザインの鑑賞を同時に楽しむことができ、台湾の主要な大都市を短時間で移動可能だ。九州新幹線の博多から熊本までの感覚に近い。
これまで首都圏の交通機関について何度か連載で取り上げてきたが、台湾独自の考え方はとても興味深く参考になるポイントが多かった。日本への文化的親近感による影響もほどよくミックスされており、初めての海外フォント探索としては飽きることがない。次回の後編は台中〜高雄のエリアを旅してみよう。台湾高速鉄道を利用した台北から台中エリア、台北から終点の左営を経て高雄までの旅程だ。
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