GMOインターネットは12月3日、5日に開業予定の商業施設「東急プラザ渋谷」の内覧会で、待ち合わせスポット「GMOデジタル・ハチ公」(同施設2階)を公開した。忠犬ハチ公の2D映像を投影したディスプレイと、操作用のタブレットを設置している。買い物客は人を待ちつつ、投影されたハチ公の映像に「お手」や「伏せ」をさせたり、服を着せ替えたり――といった演出を楽しめる。
エリア内には、客が座って休憩できるように、4台の円形ソファを置いた。壁面にはサイネージを配置し、迫力のあるデジタルアートなどを表示する。Wi-Fiとスマートフォンの充電も無料で提供する。
同グループの担当者は「本家のハチ公像の周辺は混んでいるときがある。“デジタルハチ公”を新たな待ち合わせ場所として使ってもらえれば」と話す。
デジタルハチ公は、LEDを搭載したファンを回転させ、2D映像を生成する仕組みによって表示している。本家の銅像を模した姿と、生きている秋田犬を再現した姿を切り替えることも可能。
東急プラザ渋谷は、同じ場所で1965年〜2015年に営業していたが、道玄坂エリアの再開発に伴っていったん閉店。再開発で誕生した新ビル「渋谷フクラス」の商業エリアに入居する形で、4年ぶりに復活する。
GMOインターネットは現在、渋谷周辺に点在していたグループ企業を渋谷フクラスのオフィスエリアに集約し、同ビルを第2本社にする取り組みを進めている。そうした縁もあり、デジタルハチ公の設置に至ったとしている。
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