LINE Payは12月9日、スマートフォン決済サービス「LINE Pay」の残高を法人・個人の銀行口座に振り込めるサービスを始めた。利用者は、送金先の銀行口座情報が分からなくても、相手の氏名と電話番号、メールアドレスのいずれかを知っていれば、LINE Pay残高を銀行口座に直接振り込める。国内のスマホ決済事業者では初の取り組みという。
送金する側は、(1)LINE Payアプリか、LINE内の「ウォレット」タブの「送金」から「口座に振込」を選び、(2)「口座番号」か「SMS・eメール」を選択して必要な情報を入力。(3)振り込み額を設定し、(4)口座情報や手数料などを確認した上で、(5)あらかじめ設定した6桁のLINE Pay専用パスワードを入力すると、振り込み手続きが完了する。
上限額は1日当たり10万円。振り込み手数料は1回当たり一律176円(税込)。送金・送金依頼の履歴は、最大で直近20件分まで保存できる。振り込みが反映されるまでの時間は「最短で即時」だというが、時間帯によっては翌営業日にずれ込むとしている。
送金する側が手続きを済ませると、受け取る側にSMSやeメールで振り込み通知と認証番号が届く。受け取る側は、認証番号などを入力して本人確認を行い、SMSやeメール内のリンクをタップすると、振り込まれた金額の詳細をWeb上で確認できる。
同社は「金融機関のインターネットバンキングと比べて、料金(手数料)が曜日時間帯によって変動せず、日常的に使いやすい」と説明。習い事の月謝や商品の購入代金、受験料、家賃など、さまざまな支払いに使えるとしている。
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