東芝デジタルソリューションズはこのほど、パン店を運営する神戸屋にクラウド型のコンタクトセンターシステムを提供したと発表した。営業部門・工場部門とオペレーターの情報共有を効率化し、顧客対応の質を高める狙い。
神戸屋に提供したのは、食品・消費財業界向けのコンタクトセンターシステム「T-SQUARE/CT FC Edition」。問い合わせ内容に特定の言葉が含まれていた場合、関係者にアラートを通知する機能を持ち、事前準備を効率化する他、顧客とのトラブルなどのリスクを防ぐ。
商品に問題があった場合などに、関連部門による商品回収や調査の状況をオペレーターが確認できるコンソール画面なども備えている。
セキュリティ基盤には米Microsoftの「Microsoft Azure」を採用し、オペレーターはAzureのアクセス制御機能や証跡管理機能を利用できるため、情報漏えいのリスクも抑えられるとしている。
神戸屋がこれまで使用していたオンプレミス型のシステムでは、オペレーターによる問い合わせごとの進捗状況の把握が難しかったという。また、関連する他の部門との情報共有や連携にも時間がかかっていたため、クラウドサービスの利用によって業務効率化を見込む。
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