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» 2019年12月11日 09時17分 公開

「Chrome 79」の安定版公開 フィッシング対策や37件の脆弱性修正など

GoogleがWebブラウザ「Chrome」のバージョン79を公開した。パスワード保護、フィッシング対策、複数アカウント利用のUI改善、多数の脆弱性対策などが行われた。

[佐藤由紀子,ITmedia]

 Googleは12月10日(現地時間)、Webブラウザ安定版のアップデートとなる「Chrome 79」(バージョン79.0.3945.79)をWindows、Mac、Linux向けに公開した。数日かけてローリングアウトしていく。Android版は数週間かかる見込み。

 パスワード保護、フィッシング対策、使わないタブの再読み込み停止機能、複数のアカウント同期ユーザー向けUI改善、多数の脆弱性修正などが行われた。

パスワード保護の強化

 passwords パスワードを変更するよう促す通知

 2月に拡張機能としてリリースし、10月にGoogleアカウントの機能として組み込んだ「Password Checkup」をChromeに統合した(ローリングアウト中)。

 この機能は、オンラインで漏えいしたパスワードを使っているWebサイトをユーザーに通知し、パスワードを変更するよう促すというものだ。

 この機能をChromeで有効にするには、ChromeブラウザにGoogleアカウントでログインし、[設定]→[自動設定]→[パスワード]に新たに追加される「Check password safety(パスワードの安全性をチェックする)」という項目を有効にする。

リアルタイムのフィッシング保護

 Chromeでは「セーフブラウジング」リストを定期的に参照することで、悪意のあるWebサイトにユーザーがアクセスしようとすると警告する機能があるが、参照するタイミングが30分ごとで、その間隔の間にリスクにさらされる危険があった。

 これを、アクセスするWebサイトのURLをGoogleのセーフブラウジングサーバに送信するようにオプションで設定することで、リアルタイムのリストを参照できるようになる。

 [設定]→[同期とGoogleサービス]の「他のGoogleサービス」の「セーフブラウジング」と「検索とブラウジングを改善する」を有効にすると、リアルタイムのフィッシング保護が使える。

 safebrowsing リアルタイムフィッシング保護を有効にする

予測フィッシング保護

 Chromeの設定を同期していないユーザーでも、Googleのセーフブラウジングリストに載っているフィッシングの疑いのあるWebサイトにGoogleアカウントのパスワードを入力すると、警告が表示される。

 alert 警告

プロフィール表示の改善

 Chromeを複数のGoogleアカウントで使い分けている場合のアカウント切り替えのユーザーインタフェースが改善される。右上のアカウントのアイコンにカーソルを合わせるとユーザー名が表示されるようになり、プロフィール画面も分かりやすくなる。


タブ凍結機能

 5分以上使っていないタブを自動的にアンロードし、CPUやRAMのリソースを解放する機能。有効にするには、Chomeで「chrome://flags/#proactive-tab-freeze」を開き、Tab Freezeを好みの設定にする。

セキュリティ関連

 セキュリティ関連では、CVEベースで危険度レベル最高の「Critical」2件、その次の「High」8件を含む37件の脆弱性に対処した。

 開発者向けの新機能については以下のYouTube動画を参照されたい。


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